2008-12-02 Tue

赤提灯には郷愁がある。ぬくもりを求めてサラリーマンは赤提灯に吸い込まれていく。
冬になると心も身体も寒くなる。
当たり前の話だが冬は昔から火が最高のごちそうと言われていた。
暖をとると、かじかんでいた手足に血液が回って、ほっと一息つける。
赤提灯は庶民のための庶民による庶民の休息場だったのだろう。
そこには常に人情やぬくもりという暖かな火があった。
文明が進めば進むほど、ぬくもりは求められ 必要とされ・・・・・
しかし期待を裏切られる場合も多くなったように思う。
「ぬくもりなんて始めからなかったんだ」と
コートの襟を立てて背中を丸めて帰路につくお父さんたち。
赤提灯は演歌や日本酒がよく似合う。
日本の文化になくてはならない小道具だろう。
高倉健は私から言わせると
この赤提灯が妙に似合う人だなと思う。
寡黙で温かい人間がいてはじめて赤提灯に意味が出るような気がする。
赤提灯よ永遠なれ。
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